【検証】エラ削りで正面顔が細くならない理由|CT画像からの考察

ブログ

【検証】エラ削りで正面顔が細くならない理由|CT画像からの考察

エラ削りは「万能」な手術ではありません。

pixta_6491403-7 のコピーエラ削りは、エラの張りに悩んでいるお客様にとって、とても素晴らしい手術だと思いますが、決して「万能」な手術ではありません。

カウンセリングをしていると、「顔を小さくしたければ、とにかく骨を切れば良い」と考えているお客様が少なくないようです。

骨切り・骨削り手術というとダイナミックなイメージがあるせいでしょうか。

ただし残念ながら、エラ削り(下顎角形成 + 外板削り)を単独でおこなっても、正面顔はほとんど小さくなって見えません。

むしろ、正面顔を細く見せたい場合、頬の脂肪吸引やバッカルファット除去、あるいは咬筋縮小注射(エラボトックス)の方がエラ削り手術よりも有効です。

カウンセリングでその旨をお伝えしても、エラ削りに対する期待度が大きいせいか、なかなかお客様の腑には落ちないようです。

そこで本日は、実際のCT画像をご覧に入れながら、この件について検証していきましょう。

CT画像から分かること

ct_inspectionCT撮影をすると、ご覧のように「お顔を輪切りにしたような写真」を見ることができます。

写真の上方が体の前方(歯)、下方が後方(後頭部)になります。

ご覧いただいている写真は、下の歯の高さで輪切りにしたカットです。

白く写っているのが骨です。

左右一対の赤い線で、下顎骨の外側をマーキングしてみました。

正面からみたときには、下顎骨の幅 = 2本の赤線の距離(幅)になります。

一方、左右一対の黄色い線は、ほっぺたの皮膚の位置をマーキングしています。

正面顔の幅 = 2本の黄色線の距離(幅)です。

黄色い線と赤い線の幅の違いは明らかです。

つまり、正面顔の幅を決めるのは、下顎骨ではなく、下顎骨の上に乗っている脂肪や筋肉なのです。

正面顔を細くするには脂肪や筋肉を減らすと良い。

ct_inspection%e3%81%ae%e3%82%b3%e3%83%92%e3%82%9a%e3%83%bc黄色い線と赤い線の間をご覧いただくと、もやがかかったような黒色部分と、灰色の部分とがあります。

もやがかかった黒い部分は脂肪で、灰色の部分は筋肉(咬筋)です。

正面顔を細くするためには、この脂肪と筋肉を減らす必要があります。

脂肪を減らすためには、脂肪吸引(浅い脂肪)やバッカルファット除去(深い脂肪)を行います。

筋肉を減らすためには、咬筋縮小注射(エラボトックス)を打ちます。

まとめ

奥田宗央院長

エラ削りは「エラのかたち(張り)」で悩んでいるお客様にとって素晴らしい手術ですが、正面顔を細くするためには、エラ削りを単独で行っても効果が少ないので、頬の脂肪吸引やバッカルファット除去、咬筋縮小注射を併用すべきです。

つまり、小顔・輪郭整形をプランニングするときには、骨・筋肉・バッカルファット・皮下脂肪といった各組織のバランスを考慮に入れるべきです。

骨格から軟部組織まで、トータルバランスを重視した小顔・輪郭整形をご希望なさるお客様は、どうぞお気軽に「銀座フェイスクリニック」へお越しください。

ご予約はこちらから

お電話でのご予約

03-6274-6309
(電話受付:診療日の11〜20時)

ご予約フォーム(24時間受付中)

    以下の項目を入力して「送信」ボタンを押してください。

    ◾️スマホ・携帯の場合、ドメイン指定や迷惑メール設定により、こちらからのメールが届かないことがあります。
    ◾️当院から返信が届かない場合、お手数ですが、お電話(03-6274-6309)もしくはLINEにて再度ご連絡ください。

    ご性別(必須)*当院は女性のお客様専用です。
    女性

    当院受診歴(必須)
    初診再診

    ご相談内容(複数回答可) (必須)
    エラ削りのご相談顎削りのご相談Vライン形成のご相談頬骨削りのご相談口元セットバックのご相談その他の相談も一緒にしたい

    ご希望時刻(複数回答可) (必須)
    10:0010:3011:0011:3012:0012:3013:0013:3014:0014:3015:0015:3016:0016:3017:0017:3018:0018:30

    上記必要項目を入力後に「送信」ボタンを押してください。