上下顎セットバックは、口元の突出感(いわゆるロゴボ)を改善することを目的に、上顎および下顎の骨を後方へ移動させる骨切り手術です。口元のバランスを整えることで、横顔やフェイスラインの印象を自然に改善する効果が期待できます。
本ページでは、上下顎セットバック手術後のダウンタイムの経過(術後3ヶ月まで)を中心に、腫れや痛みの目安、日常生活での注意点について、時期ごとにわかりやすくご紹介します。これから手術をご検討されている方が、術後の生活を具体的にイメージできるよう、丁寧に解説してまいります。
上下顎セットバックとは?
上下顎セットバックとは、上顎と下顎の骨を同時に後方へ移動させる外科的矯正手術です。口元全体のバランスを整えることで、横顔を自然で美しい印象へと導きます。
本手術により、ロゴボ(口元の突出感)を和らげる効果が期待できます。顔全体の調和を重視しながら、患者さま一人ひとりの骨格や噛み合わせに配慮して治療を行います。
ビフォーアフター(3ヶ月後)
症例写真は、手術による変化の一例であり、全ての患者様に同等の効果をお約束できるものではありません。また、施術費用やリスクについては、当頁内に記載がございますのでご覧ください。






術後3ヶ月間のダウンタイムの流れ(経過写真)








術後翌日〜3日目:ピークの腫れ
腫れのピークは、術後2〜3日目にかけて現れます。
この期間は、テーピングやフェイスバンドによる固定を行い、腫れを抑えます。
奥歯で噛むことができればお食事は可能ですが、負担を避けるため、流動食や柔らかい食事を事前にご用意いただくことをおすすめします。
術後4日〜1週間:腫れが少しずつ引く
腫れのピークを過ぎると、日ごとに症状は落ち着いていきます。
術後1週間頃には、マスクを着用すれば無理なく隠せる程度まで改善する方が多く見られます。
術後2週間:外見上の腫れはかなり軽減
術後10〜14日目頃になると、外見上の腫れは大きく改善し、マスクを着用しなくても目立ちにくい状態になります。
術後1ヶ月:自然なフェイスラインへ
術後1ヶ月目には大きな腫れはほぼ消失しますが、皮膚がまだ完全にフィットしきらず、軽い浮腫み感が残ることがあります。
術後3ヶ月目:仕上がりが安定する時期
術後約3ヶ月をかけて、皮膚や周囲組織が徐々に骨に馴染み、浮腫み感も落ち着いていきます。
最終的な仕上がりの時期には個人差があるため、執刀医による定期的な診察を受けながら、焦らず経過を見守ることが大切です。
ダウンタイム中に気をつけるポイント
食事
前歯で噛みつく動作は避け、奥歯を中心に無理のない範囲でお食事をとりましょう。回復を促すため、たんぱく質やビタミンなど、栄養バランスを意識することが大切です。
睡眠姿勢
就寝時は枕をやや高めにし、頭を心臓より高い位置に保つことで、腫れを抑える効果が期待できます。
口腔ケア
感染予防のため、うがい薬の使用や歯磨きを丁寧に行い、口腔内を清潔に保ちましょう。痛みや出血がある場合は無理をせず、医師の指示に従ってください。
運動・飲酒・喫煙
運動・飲酒・喫煙は、腫れや出血を助長したり、傷の治りを遅らせる原因となることがあります。術後の回復を優先するため、医師から許可が出るまで控えましょう。
よくある質問(FAQ)
Q1. 術後の痛みはどれくらい?
A. 数日〜1週間程度で落ち着く方がほとんどです。痛み止めで十分コントロール可能です。
Q2. 仕事復帰はいつ頃が目安?
A. デスクワークなら2週間前後、接客業など人前に出るお仕事なら3〜4週間程度を目安に。
Q3. 完全に腫れが引くのはいつ?
A. 個人差がありますが、3〜6ヶ月でより自然な仕上がりになります。
銀座フェイスクリニックからのアドバイス

銀座フェイスクリニック院長の奥田です😀
上下顎セットバックは、お顔や口元の印象を整えるだけでなく、噛み合わせや機能面にも配慮して行う繊細な手術です。
術後3ヶ月を迎える頃には、腫れや違和感が落ち着き、フェイスラインの変化をより自然に感じていただける時期となります。
経過には個人差がありますので、ご不安な点がございましたら、院長・奥田までお気軽にご相談ください。
上下顎セットバック|術後の経過・リスク
術後の腫れ
手術後は、手術部位に腫れが生じます。
- 腫れのピークは術後3日前後で、むくみを伴い一時的に強く感じることがあります。
- ピークを過ぎると、腫れは日ごとに徐々に軽減していきます。
- 術後1週間:マスクを着用すれば腫れはほぼ目立ちませんが、マスクなしでは分かる程度です。
- 術後2週間:マスクなしでも腫れはほとんど気にならなくなります。
- 術後1ヶ月:明らかな腫れは消失しますが、皮膚が骨格になじみきらず、たるみやぽっちゃり感を感じることがあります。
その後、2〜3ヶ月ほどかけて皮膚が骨格にフィットし、最終的な仕上がりとなります。
※皮膚のフィット力には個人差があり、まれにたるみが残る場合があります。
その際は、リフトアップ・脂肪吸引・脂肪溶解注射などの追加治療で対応可能です。
術後の痛み
痛みの程度は腫れの強さとほぼ比例します。
- 術後3日間は痛みのピークで、ややつらく感じることがありますが、処方する鎮痛剤でコントロール可能です。
- ピークを過ぎると痛みは徐々に軽減し、術後1〜2週間でほとんど気にならないレベルになります。
感覚低下
手術後、一時的に下顎から唇にかけて感覚が鈍くなることがあります。
- 感覚は時間の経過とともに回復し、平均で3ヶ月〜半年程度で日常生活に支障のないレベルになります。
- ただし、0.1〜1%程度の確率で感覚低下が残る可能性があります。
手術を検討される際は、こうしたリスクについても十分にご理解ください。
感染・血腫・縫合不全について
術後の合併症として、感染や血腫が約1%の確率で起こる可能性があります。
- 感染:手術部位に細菌が入り、化膿する状態
- 血腫:手術部位に血液が多量にたまる状態
これらが起こると、縫合不全(傷が開く)を生じる場合があります。
治療には内服薬に加え、創部の洗浄や膿・滲出液の排出処置が必要となることがあります。
その結果、ダウンタイムが延長したり、通院回数が増えることがあります。
※睡眠不足や栄養不足は感染・血腫のリスクを高めます。
術前・術後は十分な休養と栄養管理を心がけてください。
顔面神経麻痺
ごくまれに(約0.1%)、術後に顔面神経麻痺が生じることがあります。
顔面神経麻痺とは、左右どちらかの表情筋の動きが鈍くなり、表情に左右差が出る状態です。
発生した場合は、ビタミンB12製剤の内服と顔面リハビリを行いながら経過をみます。
回復までの期間は、平均で3ヶ月〜半年程度です。
価格・料金
「モニター」とは、手術前後の経過写真を提供して頂ける患者様のことです。モニターでお受け頂けるか否かは、カウンセリング時に現在の状態を拝見してから判断させて頂きます。
| 通常価格 | 黒目隠しモニター | 全顔モニター | |
|---|---|---|---|
| 上下顎セットバック | 1,698,000 | 1,498,000 | 1,298,000 |
| 全身麻酔 | 200,000 | ||
| 総額(税別) | 1,898,000 | 1,698,000 | 1,498,000 |
| 総額(税込) | 2,087,800 | 2,087,800 | 1,867,800 |
| 【術前検査】 | 検査費用 |
|---|---|
| CT検査 | 25,000 (27,500円) |
| 3D骨格模型 (下顎) | 35,000 (38,500円) |
| 血液検査 | 15,000円 (16,500円) |
*当院は自由診療クリニックですので、健康保険証はご利用になれません。
まとめ
上下顎セットバック手術後の腫れは、術後1ヶ月頃までにほぼ落ち着くことが多く、その後は徐々に自然なフェイスラインへと馴染んでいきます。
ダウンタイム中は、食事内容や口腔ケア、十分な安静を心がけることが、回復をスムーズに進めるために重要です。
完全な仕上がりの目安は術後3〜6ヶ月程度ですが、経過には個人差があります。
経過の中でご不安な点やご質問がありましたら、お気軽にクリニックまでお問い合わせください。
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