3種類のクマとヒアルロン酸
目の下のクマには、黒クマ・紫クマ・茶クマの3種類があります。
基本的には「ヒアルロン酸注入でクマを改善させることは難しい」です。
とくに紫クマ(青クマ)の場合は、皮膚が薄いことが原因なので、ヒアルロン酸を注射すると、高率にチンダル現象が発生します。
チンダル現象とは、透明なゼリーであるヒアルロン酸が、皮膚の上から青っぽく透けて見える現象です。チンダル現象が発生すると、かえってクマが目立ってしまいます。
それでは紫クマ(青クマ)を改善させるためには、どのような治療法が良いかと言うと、皮膚が薄いことが原因になっているわけですから、脂肪注入(ナノファット注入)が最も適しています。
とくに紫クマにはヒアルロン酸はむかないんだよなぁ
また、茶クマの原因は皮膚の色素沈着ですから、ヒアルロン酸を注射しても改善しません。(小ジワが引き伸ばされれば、少しは薄く見えるかもしれませんが。)
茶クマの治療は、シミに準じて、トーニング・IPLなどが適しています。また最近では、脂肪注入(ナノファット注入)によって改善したという報告も散見されます。
茶クマにもヒアルロン酸はむかないなぁ、、
それでは、クマがある場合に「ヒアルロン酸は絶対にダメか?」と言うと、例外もありまして、、
黒クマ(眼窩脂肪の突出)の場合は、ヒアルロン酸注入によって目立たなくなるケース「も」あります。
眼窩脂肪がせり出して、目袋がぽっこり膨らんで見える状態が黒クマ(影クマ)です。
膨らんでいる目袋の周り(相対的に凹んでみる部位)に、ヒアルロン酸を打つと高低差が少なくなって、黒クマが改善するケースがあります。
ただしチンダル現象が出現すると、そちらの方が目立ってしまうこともあるわけで、、
黒クマにヒアルロン酸を打つと目立たなくなること「も」あります
黒グマを改善させる治療方法の基本は、飛び出してきた眼窩脂肪を減らす手術です。
手術の方法には、①経結膜脱脂法と②裏ハムラ法の2種類があります。
まとめ
銀座フェイスクリニック院長の奥田です😀
以上、基本的には「ヒアルロン酸はクマの治療には向かない」というお話をさせて頂きました。
ただし、黒クマの場合は、ヒアルロン酸によって改善する場合もあります。
脱脂法にせよ裏ハムラ法にせよ、手術を受けることは皆様方にとってハードルが高いと思います。
そのため、手術は受けたくないけれど、注射だったらやっても良いかなという場合には、ヒアルロン酸を試してみても良いかもしれません。
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