鼻翼(びよく)とは?
鼻翼とは【小鼻】のことで、鼻の穴の周りにある膨らんだ部分です。
イラスト上で水色で示したように、鼻先のくびれの外側(耳側)が鼻翼です。
鼻翼と鼻尖の境目を alar crease、鼻翼と鼻翼基部の境目が alar-facial groove です。
即ち、alar crease と alar-facial groove の間に挟まれた部分が鼻翼です。
鼻翼縮小手術とは?
鼻翼縮小手術は、膨らんでいる鼻翼(小鼻)を縫い縮める手術です。
鼻翼の形状によって、①内側法、②外側法、③内側+外側法(内外側法)の3つの手術方法があります。
内側法
鼻翼の内側(鼻腔内)から切り始めて、外側へ向けて少しずつ細くなるデザインで、皮膚を切除して縫い縮めます。
鼻の穴のサイズを小さくしたい場合に向いている方法です。
切開や縫合のほとんどを鼻腔内でおこなうため、傷口が目立たないことがメリットです。
外側法
鼻翼の外側(alar-facial groove)から切り始めて、内側へ向けて少しずつ細くなるデザインで、皮膚を切除して縫い縮めます。
いわゆる「あぐら鼻」と呼ばれるような、外側へ張り出した鼻翼に向いている方法です。
内側+外側法
内側法と外側法を組み合わせたデザインです。
双方のメリットがありますが、同時に双方のデメリットも起こり得ます。
皮弁法(alar flap)について
皮弁法とは、鼻翼縮小手術(内側法もしくは内外側法)をおこなう際に、従来では切り取って捨ててしまう部分に軟部組織弁(フラップ)を作成する技術です。
軟部組織弁(フラップ)を皮膚(鼻柱)の下にくぐらせて、反対側の鼻孔まで通して、引き込むように縫い合わせます。
皮弁法により、術後の後戻りが軽減されたり、笑った時の広がりを抑えることが出来ます。
ただし、皮弁が鼻柱の下で交差するため、やや正中部分の盛り上がりが生じ、違和感を感じる可能性があります。
当院では、鼻翼縮小手術(内側法もしくは内外側法)を行う際に、必要に応じて皮弁法をおこないます。
鼻翼縮小のリスク・デメリット
当院では、メリットだけでなく、リスクもしっかりお伝えしています。
血腫
血腫とは、手術部位に血液が溜まってしまって、血抜きの処置を要する状態です。
全ての外科的手術には血腫のリスクがあり、鼻翼縮小手術も例外ではありませんが、 実際に血腫が発生する確率はかなり稀です。
血腫が発生した場合、日数とともに落ち着きますが、ごく稀に血腫吸引や除去などの処置が必要となる可能性もあります。
感染
全ての外科手術には感染のリスクがあり、鼻翼縮小手術も例外ではありません。
感染が発生した場合、多くは抗生物質の内服もしくは点滴で落ち着きますが、ごく稀に感染した組織の除去などが必要となる可能性もあります。
変形・凸凹などの不整
血腫や感染などが発生すると、切除した鼻翼が、思いがけず不整なかたちになる可能性があります。
また傷が治る過程で、瘢痕拘縮やケロイドなどを生じて、通常よりもお傷が目立つ可能性があります。
そのような変形が発生した場合は、再手術を要する可能性もあります。
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鼻手術の料金表
2024年9月現在の価格表記です。
(最新のご費用についてはお気軽にお問い合わせください。)
鼻プロテーゼ | 348,000円 (税込382,800円) |
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鼻尖形成 (CLOSE法) | 398,000円 (税込437,800円) |
鼻尖形成3D法 (OPEN法) | 498,000円 (税込547,800円) |
鼻翼縮小 (小鼻縮小) | 298,000円 (税込327,800円) |
鼻中隔延長 | 998,000円 (税込1,097,800円) |
静脈麻酔 (鼻中隔延長以外は必須) | 50,000円 (税込55,000円) |
全身麻酔 (鼻中隔延長は必須) | 200,000円 (税込220,000円) |
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