きれいな横顔(Eライン)について
【症例写真】上下セットバック|きれいな横顔(Eライン)について
本日のコラムでは【上下顎セットバック(ASO)】のビフォーアフター症例写真をご覧いただきながら、きれいな横顔の指標である【Eライン】について説明いたします。
まずは、私奥田が執刀した上下セットバックの Before → After をご覧ください。
上下セットバック|側面(3ヶ月後)
院長の奥田が担当しました😀
Before→After で比較すると、横顔のバランスが整ったことが一目瞭然です。
なぜ、上下顎セットバックをお受けになると、このように横顔のバランスが整うでしょうか?
その仕組みについて、【Eライン(E-line)】をご存知になれば分かりやすくなるので、次項以下で詳しく説明します。
検証|上下セットバックにより顎先は前に出る。
上下顎セットバックとは、上下左右の4番目を抜歯(計4本)してスペースを作り、【前歯6本分の歯茎の骨を後ろに下げる手術】です。
骨格模型の Before→After をご覧ください⇩
上下顎セットバックによって、赤矢印で示した【下歯茎(歯槽骨)】が後方に下がることによって、黄矢印で示した【オトガイ(顎先)】は相対的に前方に出ます。
さて、ここで症例写真の Before→After にそれぞれ1本の赤線を引いてみます⇩
術前(Before)では、鼻先→唇→顎は直線上には揃わず、顎が後ろに下がっている状態です。
術後(After)では、歯茎の骨が下がって、オトガイ(顎先)が前方に出てきたことによって、鼻先→唇→顎が直線上に揃っています。
E-line とは?
このように、鼻先→唇→顎が一直線上に揃っている状態を【Eライン(E-line)】と言います。
語源は諸説ありますが、鼻先・唇・顎が英語の「E」の字の先端に並んでいる状態を表しているようです。
Eラインの他には、【エステティックライン】や【ヴィーナスライン】と表現されることもあります。
ちなみに、鼻先と顎を結んだ線よりも前方に口元が出ている場合(ゴボ口・口ゴボの状態)は【モンキーライン】や【バードライン】などと表現されるようです。
また、欧米人ように鼻や顎がしっかりしている場合は、鼻先と顎を結んだ線よりも後方へ口元があることも珍しくありませんが、そのような状態を【ハリウッドライン】と表現することもあります。
奥田院長コメント
銀座フェイスクリニック院長の奥田です😀
本日のコラムでは、上下顎セットバックの症例写真をご覧いただきながら、【Eライン】について説明しました。
お口元の前突(ゴボ口・口ゴボ)が原因で、Eラインが乱れている場合には、あご先にヒアルロン酸を注入したり、プロテーゼを入れることによってEラインを整えることも選択肢です。
特に、あご先へのヒアルロン酸注入は侵襲度も低く、近年のヒアルロン酸は品質も目覚ましく向上しているため、かたちも綺麗で、効果も長期間(2年ほど)持続いたします。
ただし、やはり根本的な原因となっている口元の骨格が変わらなければ、十分な満足感が得られないケースも少なくありません。
上下顎セットバックで、お口元(歯茎)を下げると、相対的に顎先が前に出ますので、横顔のバランス(Eライン)がきれいに整います。
横顔のバランスに悩んでいて、骨格レベルでの変化を希望なさる場合は、どうぞお気軽に【銀座フェイスクリニック】にお越しください。
まずは現在の状態を診察させて頂いたうえで、手術についてメリットだけでなく、デメリットやリスクも含めてしっかりご説明させて頂きます。
上下セットバック|その他の症例写真まとめ
上下顎セットバック|術後の経過・リスク
当院では、メリットだけでなく、リスクもしっかりお伝えしています。
術後の腫れ
上下セットバック術後には、しばらくの間、手術部位(お口周り)が腫れてしまいます。
腫れのピークは術後3日間くらいで、その間は腫れが軽快することはありません。
むしろ浮腫みなども伴って、やや腫れが増えて見えることも珍しくありません。
ピークを過ぎると、日毎に腫れは落ち着いていきます。
術後1週目には、マスクをすれば問題なく隠せる程度には改善します。
術後1週目では、まだまだマスクをしないと腫れが目立つでしょう。
術後2週間が経つと、マスクを外しても、ほとんど腫れは目立たなくなります。
その後、2~3ヶ月かけて、小さくなった骨格に少しずつ皮膚がフィットしていきます。
ただし、フィット力には個人差があるため、術後のたるみが気になってしまうことがあります。
たるみが残った場合には、リフトアップ・脂肪吸引・脂肪溶解注射などで治療します。
術後の痛み
痛みの程度は、腫れの大きさとほぼ比例しますので、最初の3日間くらいはややしんどいかと思います。(鎮痛剤を処方いたしますので、そちらで凌いでください。)
3日間くらいのピークを過ぎると、日毎に少しずつ痛みは軽快し、術後2週間くらい経つと、ほとんど気にならないレベルに落ち着きます。
感覚低下
上下セットバック術後には、しばらくの間、手術操作の範囲(前歯・歯茎・唇・頬や口周り)の感覚が低下します。
感覚低下は、術後日が経つにつれて少しずつ回復して、平均3ヶ月〜半年ほどかけてほとんど気にならないレベルにおさまります。
感染・血腫・縫合不全について
上下セットバック術後のリスクとして、手術部位の感染や血腫が発生する可能性があります。(1%未満)
感染とは手術部位に細菌が入り込んで化膿してしまうことであり、血腫とは手術部位に自然吸収される許容範囲を超えて血液が溜まってしまうことです。
感染や血腫が発生すると、通常(約2週間)よりも腫れが長引いてしまったり、診察のために通院する日数が増えたりします。
いずれの場合も、軽度であればお薬を飲んで頂きながら経過を見ているうちに軽快しますが、程度が強かったり長引いたりすると、お傷が開いてしまう可能性があります。
そのようにお傷が開いてしまうことを縫合不全(ほうごうふぜん)と言います。
縫合不全を来たした場合は、お傷の洗浄などをしないと回復しないことがあり、さらに通院日数が増えてしまいます。
睡眠不足や栄養不足などがあると抵抗力が弱り、感染や血腫などが発生しやすくなりますので、術後はしっかり休養をとるように努めましょう。
顔面神経麻痺
ごく稀に(0.1%未満)、術後に顔面神経麻痺をきたす可能性があります。
顔面神経麻痺とは、左右どちらかの表情筋の動きが鈍くなってしまい、そのため表情の左右差が出ている状態です。
発生した場合の治療方法は、ビタミンB12製剤およびATP製剤の内服と、お顔を動かすリハビリです。
回復までの期間は、平均3ヶ月〜9ヶ月くらいかかります。
上下顎セットバック|価格・費用
「モニター」とは、手術前後の経過写真を提供して頂けるお客様のことです。モニターでお受け頂けるか否かは、カウンセリング時に現在の状態を拝見してから判断させて頂きます。
通常価格 | 1,698,000円 (税込1,867,800円) |
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目隠しモニター (要審査) | 1,498,000円 (税込1,647,800円) |
全顔モニター (要審査) | 1,298,000円 (税込1,427,800円) |
全身麻酔 (必須) | 150,000円 (税込165,000円) |
術前検査 (必須) | CT 25,000円 (税込27,500円) 3D骨格検査 35,000円 (税込38,500円) 血液検査 15,000円 (税込16,500円) |
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