【本日のご質問】
「抜歯矯正後に上下セットバックを受けられますか?」
【回答】検査してみないと分かりませんが、難しい場合がほとんどです。
歯の数え方
歯を数える場合、「左上」「右上」「左下」「右下」の4つのパートに分けます。
それぞれ、前から順に1番、2番、3番・・・と数えていきます。
上下顎セットバックを行う場合、銀座フェイスクリニックでは、上下左右の4番を抜歯(計4本)して、前歯6本分の歯茎の骨を後ろに下げます。
手術できる場合も移動幅に制限が付きます。
以前に、上下左右4番目を抜歯してワイヤー矯正を受けたことのある場合は、セットバックを行うことは難しいケースがほとんどです。
もし手術ができるとしても、骨の移動幅に制限がつきますので、リスクやデメリットに見合う手術内容にはなりません。
その理由は、少しマニアックかもしれませんが、下記をご覧ください。
セットバックで4番目を抜歯する理由
なるだけ奥歯を抜いてセットバックする方が、動かせる歯槽骨の幅が大きくなるので、手術の変化が大きくなります。
ただし、下顎骨表面にある神経の出入り口(神経孔)は、大抵のケースでは5番歯根部の近心寄りにあります。
その出入り口から奥歯方向へ向かって、下顎骨の内部を下歯槽神経が走行しています。
5番目より奥歯を抜いてセットバックしようとすると、神経とぶつかってしまうので、必要な分だけ歯茎の骨を削ることができません。
ですから、神経が走行していない4番目を抜歯してセットバックを行うのです。
5番や3番抜歯でのセットバックをオススメしない理由
抜歯矯正で既に4番を抜いている場合のセットバックはどうするか。
検査の結果、神経孔が通常より後方にある場合には5番の抜歯を検討しますが、噛み合わせなども考えると避けたい選択肢です。
仮に5番抜歯で手術が出来たとしても、神経までの距離が限られていますから、削れる範囲に制限がつきます。
3番抜歯でセットバックを行うと、神経とは接触しないものの、変化が小さい手術になってしまうので、手術のリスクやデメリットに見合うのか慎重に検討すべきです。
奥田院長コメント
「抜歯矯正を受けたが、思ったほど出っ歯やお口元のこんもり感(前突)が改善しなかった」というご相談は少なくありません。
しかし、抜歯矯正後の上下セットバックは難しい場合がほとんどです。
ですから、抜歯矯正を受ける前に、いったん立ち止まって、どのようなご希望で施術を受けるのかを確認すべきです。
私見としては、「お口を開けて歯が見えたときの歯並びを改善したい」のであれば、歯科治療(ワイヤー矯正もしくはセラミック)で良いと思います。
ただし、「お口を閉じているときのフェイスラインを改善したいの」であれば、やはり手術+歯科治療で骨格を動かした方が良い結果が出ると思います。
「出っ歯やお口元のこんもり感を治したい」というお悩みがあって、骨格レベルでの改善を検討しているお客さまは、どうぞお気軽に小顔・輪郭整形専門の「銀座フェイスクリニック」へお越しください。
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