【Q】上下セットバックと両顎手術、どちらを選択すべきですか?

院長の奥田がお答えします。
【A】上下顎前突はセットバック、反対咬合は両顎手術をお勧めします。
上下顎セットバック(ASO:Anterior Segmental Osteotomy)は、前歯6本分の歯茎の骨を後ろに下げて、口元のこんもり感(上下顎前突)を解消する手術です。
歯茎が出っ張っていることによって、お口元がこんもりしている状態を【上下顎前突】と言います。
東洋人には上下顎前突が多い、といわれています。
そもそも、なぜ、上下顎前突になってしまうのでしょうか?
色々な要因がありますが、そのうちの1つに、舌癖(ぜつへき)の関与が考えられています。
成長期に舌で歯茎を押してしまう舌壁があると、徐々に前歯の骨が出っ張てしまうのではないかという考え方です。(おしゃぶりが原因になるなど、色々な説があり、はっきりしたことは分かっていません。)
上下顎前突は前歯が出っ張っている状態ですから、改善したい場合には、【歯茎の骨(前歯6本分)】を後ろに下げる上下顎セットバックが理に叶っています。
一方、反対咬合(受け口)は、上顎に対して、下顎骨が全体的に前方にずれている状態です。
ですから、下顎骨を全体的に後ろに下げるSSROという手術をおこないます。
その際に、下顎だけで移動すると、上顎との位置関係がアンバランスになってしまうので、同時に上顎も動かすケースが多いです(Le Fort I)。
両顎手術(SSRO+Le Fort I)は出血量が多く輸血を要するケースもありますし、術後の腫脹による窒息例なども散見されるため、急変時に対応できる設備が伴った大学病院や総合病院で受けるべき手術です。
民間クリニックの場合、入院といっても院内に医師が院内に常駐していないケースもありますし、また術後に執刀医による診察やアフターフォローを十分に受けることのできない海外での両顎手術などは、やはり慎重に考えるべきでしょう。
大切なポイントとして、どちらの手術も、誰でもどのような状態であっても頑張って受ければ絶対に綺麗になれる、というものではありません。
ですから、ご本人の現在の状態に合う手術を選ぶことが大切です。
また、それぞれの手術にリスク・デメリットがあり、発生頻度や程度なども異なりますので、そちらも考慮に入れて検討を進めないといけません。
ビフォーアフター症例写真を見て、自分に似たような輪郭を見つけるとご参考になるかと思いますが、なかなかご自身での評価は難しいと思います。詳しくは、お気軽にご来院ください☺️
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