【この記事を読むと分かること】
1. エラ削りのダウンタイム
(腫れの経過)
2. エラ削りはどのようなお客様に向いているか。
【症例写真】エラ削り|下顎角形成+外板削り|術後2ヶ月目
さて、本日は「エラ削り手術」の症例写真をご覧いただきます。
エラ削りは、お口の中からアプローチする手術ですので、お口の外側に傷は残りません。
安全のために全身麻酔をかけて行うので、どうも大がかりな手術というイメージがあるようですが、実際は正味1~2時間ほどの手術です。
充分な経験のあるドクターが担当すれば、決して命を懸けるような危険な手術ではありません。
ただし、術後数日間はお顔が大きく腫れてしまいます。
ですから、予めお仕事のお休みをしっかり確保してからお受けになるべきです。
今回のコラムでは、エラ削り手術後のダウンタイム(腫れの経過)や、エラ削り手術がどのようなお客様に向いているか、症例写真とともに説明いたします。
それでは、「エラ削り手術(下顎角形成+外板削り)」の Before → After をご覧ください。
症例写真は、手術による変化の一例であり、全てのお客様に同等の効果をお約束できるものではありません。
また、施術費用やリスクについては、当頁内に記載がございますのでご覧ください。
エラ削り(下顎角形成+外板削り)|正面・2ヶ月後
エラ削り(下顎角形成+外板削り)|斜め・2ヶ月後
エラ削り(下顎角形成+外板削り)|側面・2ヶ月後
エラ削り手術|術後の腫れの経過
時系列に沿った経過写真をご覧いただきながら、エラ削り手術のダウンタイム(腫れの経過)について説明いたします。
術前→3日後→7日後→15日後→2ヶ月後の写真を並べてみました。
術前 | 術後3日目 |
---|---|
術後7日目 | 術後15日目 |
術後2ヶ月 | |
エラ削り手術後の腫れのピークは、術後2〜3日間です。
手術翌日よりも3日目くらいの方が、浮腫みも加わるので、腫れが目立つようになります。
ピーク時の腫れの程度には個人差がありますが、本日の症例のようにパンパンに腫れてしまうことも、それほど珍しいことではありません。
ピークを過ぎると、日毎に腫れは引いていきます。
術後7日目くらいだと、ピーク時と比べるとかなり腫れは軽快してマスクで隠せる程度に落ち着きますが、まだまだマスクなしでは目立つレベルです。
その後、術後10〜14日目くらいになると、見た目の腫れはほとんど目立たなくなって、マスクを外しても目立たなくなります。
ただし、この時点での完成度は、まだまだ60~70%といったところです。
エラ削りでは、骨が小さくなったぶん皮膚の余りが出ます。
その後、2~3ヶ月ほどかけて、小さくなった骨めがけて皮膚が少しずつフィットしていきます。
奥田院長コメント
エラ削りは、どのようなお客様に向いているか。
本日のお客様のように、お顔の脂肪が少なくて「骨張っているタイプ」の場合は、エラ削りの効果が分かりやすいです。
一方、「ぽっちゃりタイプ」の場合は、エラ削りをおこなうと相対的に脂肪量が増えたように見えて、さらにポッチャリして見えることがあります。
そのため、ぽっちゃりタイプの場合は、エラ削りと同時に脂肪吸引やバッカルファット除去などを組み合わせてバランスをとります。
頬や顎下の脂肪吸引やバッカルファット除去は、エラ削り手術後の皮膚のフィットを促して、たるみを予防するためにも有効です。
エラ削り手術|術後の経過・リスク
当院では、メリットだけでなく、リスクもしっかりお伝えしています。
術後の腫れ
エラ削り手術後は、しばらくの間、手術部位および周囲の腫れが目立ちます。
腫れのピークは術後3日間くらいです。
ピークを過ぎると、日毎に腫れは落ち着いていきます。
術後1週目だと、マスクをすれば隠せる程度に改善しますが、まだまだマスクをしないと目立ちます。
術後2週間くらい経つと、マスクを外してもほとんど腫れは目立たなくなります。
その後、小さくなった骨格めがけて、2~3ヶ月くらいかけて皮膚がフィットしていきます。
ただし、フィット力には個人差があるため、うまくフィットせず、たるみが残る可能性があります。
たるみが残った場合には、リフトアップ・脂肪吸引・脂肪溶解注射などで治療します。
術後の痛み
痛みの程度は、腫れの大きさとほぼ比例しますので、術後2~3日がピークです。(鎮痛剤を処方いたしますので、そちらで凌いでください。)
ピークを過ぎると、日毎に痛みも軽快し、術後2週間くらい経つと、ほとんど気にならないレベルに落ち着きます。
感覚低下
エラ削り術後には、しばらくの間、下顎〜唇にかけて感覚が低下して痺れた感じになります。
感覚低下は、術後日が経つにつれて少しずつ回復して、平均3ヶ月〜半年ほどかけてほとんど気にならないレベルに軽快します。
感染・血腫・縫合不全
エラ削り術後のリスクとして、手術部位の感染や血腫が発生する可能性があります。(1%程度)
感染とは手術部位に細菌が入り込んで化膿してしまうことであり、血腫とは手術部位に自然吸収される許容範囲を超えて血液が溜まってしまうことです。
感染や血腫が発生すると、通常(約2週間)よりも腫れが長引いてしまったり、診察のために通院する日数が増えたりします。
いずれの場合も、軽度であればお薬を飲んで頂きながら経過を見ているうちに軽快しますが、程度が強かったり長引いたりすると、お傷が開いてしまう可能性があります。
そのようにお傷が開いてしまうことを縫合不全(ほうごうふぜん)と言います。
縫合不全を来たした場合は、お傷の洗浄などをしないと回復しないことがあり、さらに通院日数が増えてしまいます。
睡眠不足や栄養不足などがあると抵抗力が弱り、感染や血腫などが発生しやすくなりますので、術後はしっかり休養をとるように努めましょう。
顔面神経麻痺
稀に(0.1%程度)、術後に顔面神経麻痺をきたす可能性があります。
顔面神経麻痺とは、左右どちらかの表情筋の動きが鈍くなってしまい、そのため表情の左右差が出ている状態です。
発生した場合の治療方法は、ビタミンB12製剤およびATP製剤の内服と、お顔を動かすリハビリです。
回復までの期間は、平均3ヶ月〜半年くらいかかります。
エラ削りの価格・料金
「モニター」とは、手術前後の経過写真を提供して頂けるお客様のことです。
モニターでお受け頂けるか否かは、現在の状態を拝見してから判断させて頂きます。
標準的な費用(手術+麻酔+検査)
通常価格 | 1,623,000円 (税込1,785,300円) |
---|---|
目隠しモニター (要審査) |
1,423,000円 (税込1,565,300円) |
全顔モニター (要審査) |
1,223,000円 (税込1,345,300円) |
「計算方法」の詳細をご覧になりたい場合はクリックして下さい。
*当院は自由診療クリニックですので、健康保険証は利用できません。
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