【症例写真】上下顎セットバック＋オトガイ形成｜術前シミュレーションについて

上下顎セットバック＋オトガイ形成（斜切り）

Attention

症例写真は、手術による変化の一例であり、全ての患者様に同等の効果をお約束できるものではありません。また、施術費用やリスクについては、当頁内に記載がございますのでご覧ください。

骨切り・骨削り手術はワンチャンスの手術で、元に戻せません。ダウンタイムが長く、リスクが大きいです。

そのため、術前のカウンセリング・検査・シミュレーションが重要です。

当院では、初回カウンセリングで手術の一般的な知識を説明し、特にリスクやデメリットを詳しくお伝えします。

手術を検討する場合、術前検査（CT＋3D骨格模型）とシミュレーションを行います。

シミュレーションでは、検査データをもとに、顔写真でBefore→Afterの予想画像を作成。画像を見ながら、手術で希望に近づくか確認できます。

シミュレーション画像では、術前後の変化が分かりやすいよう、術前のフェイスラインを薄い影で重ねています↓

手術で希望に近づけそうなら、パターン①〜③（口元の移動量を少しずつ変えた画像）を見ながら、「どの程度の変化を目標とするか」を相談します↓

必ずしも①〜③から選ぶことが目的ではなく、3パターンの画像を「物差し」としてディスカッションします。例えば、「パターン②が理想に近い。③も良いが、①は少し物足りない」などのご感想を伺います。

シミュレーションは二次元のプログラミング画像のため、手術後にシミュレーション通りになるとは限りません。ただし、手術でご希望に近づけるか確認したり、変化の目標を話し合う際に分かりやすく有用です。

手術中は全身麻酔のため、口元の下げ幅を相談しながら決めることはできません。よって、術前検査やシミュレーション画像で事前にしっかり話し合うことが重要です。

顔の骨格に悩み、骨格レベルでの改善を希望する場合、ぜひ一度検査とシミュレーションをお勧めします。

手術後は、手術部位に腫れが生じます。

その後、2〜3ヶ月ほどかけて皮膚が骨格にフィットし、最終的な仕上がりとなります。

※皮膚のフィット力には個人差があり、まれにたるみが残る場合があります。
その際は、リフトアップ・脂肪吸引・脂肪溶解注射などの追加治療で対応可能です。

痛みの程度は腫れの強さとほぼ比例します。

手術後、一時的に下顎から唇にかけて感覚が鈍くなることがあります。

手術を検討される際は、こうしたリスクについても十分にご理解ください。

術後の合併症として、感染や血腫が約1％の確率で起こる可能性があります。

これらが起こると、縫合不全（傷が開く）を生じる場合があります。

治療には内服薬に加え、創部の洗浄や膿・滲出液の排出処置が必要となることがあります。
その結果、ダウンタイムが延長したり、通院回数が増えることがあります。

※睡眠不足や栄養不足は感染・血腫のリスクを高めます。
術前・術後は十分な休養と栄養管理を心がけてください。

ごくまれに（約0.1％）、術後に顔面神経麻痺が生じることがあります。

顔面神経麻痺とは、左右どちらかの表情筋の動きが鈍くなり、表情に左右差が出る状態です。

発生した場合は、ビタミンB12製剤の内服と顔面リハビリを行いながら経過をみます。
回復までの期間は、平均で3ヶ月〜半年程度です。

モニターとは？

「モニター」とは、手術前後の経過写真を提供して頂ける患者様のことです。モニターでお受け頂けるか否かは、カウンセリング時に現在の状態を拝見してから判断させて頂きます。

手術にかかる総額は、下記①手術費用＋②麻酔費用＋③検査費用の合計金額です。（まず検査だけお受けになって、結果を見てから手術を受けるか否か決めることも可能です。）