Vライン形成とは、エラ〜オトガイ(顎先)にかけて、下顎骨を全体的に整える手術です。
エラの張りと同時に、顎の長さや幅、しゃくれを改善することが出来ます。
本ページでは、症例写真もご覧いただきながら、Vライン形成手術の手術方法(術式)・リスク・料金について説明します。
「Vライン形成」とは?

Vライン形成とは、「Vの字のように顎をとがらせる手術」ではありません。
Vライン形成とは、エラから顎先(オトガイ)にかけて、下顎骨を全体的に整える手術です。
Vライン形成をおこなう場合、まずは
①逆V字骨切り(前方移動 or 後方移動)
②水平方向への中抜き(顎先の短縮)
③水平方向への中抜き(顎先の幅寄せ)
などの操作(オトガイ形成)をおこなって、顎先(オトガイ)のかたちを整えます。
続いて、オトガイとバランスがとれるようにエラの骨切り(回し切り)をおこなって、下顎骨のかたちを全体的に整えます。
顎先(オトガイ)だけでなく、下顎骨を全体的に整えることにより、ダイナミックかつナチュラルな変化を期待できる点がVライン形成手術のメリットです。
基本操作とカスタム操作
Vラインのかたちは人それぞれ異なるため、誰にでもおこなう【基本操作】と、お一人お一人に合わせておこなう【カスタム操作】があります。
基本操作にプラスして、どのようなカスタム操作を加えるかは、検査(CT/3D骨格模型)で採寸したデータをもとにシミュレーションをおこなってご相談します。
シミュレーションとは、ご自分のお写真をつかって、ビフォーアフターの予想画像をつくる作業です。
銀座フェイスクリニックのVライン形成は、ベルトコンベアのような流れ作業ではなく、お一人お一人に合わせて必要な操作をおこなうカスタマイズ手術です。
症例写真(執刀:奥田宗央Dr)
症例写真は、手術による変化の一例であり、全てのお客様に同等の効果をお約束できるものではありません。また、施術費用やリスクについては、当頁内に記載がございますのでご覧ください。

院長の奥田が担当しました😀
Vライン形成
■Vライン形成(オトガイ上前方移動7mm+エラ下顎角形成+外板削り+オトガイ舌骨筋前方移動)
■脂肪除去4点(メーラー/ジョール/頬/顎下)
■糸リフト16本
■全身麻酔






輪郭三点手術(Vライン形成+頬骨削り)






Vライン形成(オトガイ短縮クアドラード法+エラ削り)
顎の長さを短縮して、エラを広範囲にカットしました。


Vライン形成(オトガイ短縮クアドラード法+エラ削り)
顎の長さを短縮して、エラも広範囲にカットしています。






Vライン形成(オトガイ垂直骨切り+エラ削り)
垂直骨切り・中抜きでオトガイを幅寄せしてから、エラを広範囲にカットしました。






Vライン形成(オトガイ垂直骨切り+エラ削り)
垂直骨切り・中抜きでオトガイを幅寄せしてから、エラを広範囲にカットしました。中高年以降での骨削り手術は、術後のたるみが残る可能性が高くなりますが、こちらのお客様の場合は、大きなたるみなど残すことなく、順調に経過しています。






Vライン形成(オトガイT字骨切り+エラ削り)
こちらのお客様は、Vラインだけでなく頬骨の張りも気になさっていたので、同時に手術を行なっています。


Vライン形成(オトガイ後方移動+エラ削り)
エラをカットして、オトガイ(顎先)を後退させて、下顎骨全体をすっきりさせるデザインにしました。
Before(術前) | After(術後2ヶ月半) |
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Vライン形成(オトガイT字骨切り+エラ削り)
エラをカットして、オトガイ(顎先)を後退させて、下顎骨全体をすっきりさせるデザインにしました。
Before(術前) | After(術後2ヶ月) |
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Vライン形成手術|リスク・副作用

当院では、メリットだけでなく、リスクもしっかりお伝えしています。
術後の腫れ
Vライン形成術後には、しばらくの間、手術部位を中心に強い腫れが発生します。
腫れのピークは術後3日間くらいで、その間は腫れが軽快することなく、むしろ浮腫みなども伴ってやや腫れが増えて見えることも珍しくありません。
ピークを過ぎると、日毎に腫れは落ち着いていきます。
術後1週目だと、マスクをすれば問題なく隠せる程度には改善しますが、まだまだマスクをしないと腫れが目立ちます。
術後2週間くらい経過すると、マスクを外しても、ほとんど腫れは目立たなくなります。
その後、小さくなった骨格めがけて、2~3ヶ月くらいかけて少しずつ皮膚がフィットして、完成に近づいていきます。
ただし、フィット力には個人差があるため、うまくフィットしない場合はたるみが残る可能性があります。
たるみが残った場合には、リフトアップ・脂肪吸引・脂肪溶解注射などで治療します。
術後の痛み
痛みの程度は、腫れの大きさとほぼ比例しますので、最初の3日間くらいはややしんどいかと思います。(鎮痛剤を処方いたしますので、そちらで凌いでください。)
3日間くらいのピークを過ぎると、日毎に少しずつ痛みは軽快し、術後2週間くらい経つと、ほとんど気にならないレベルに落ち着きます。
感覚低下
Vライン形成術後には、しばらくの間、下顎〜唇にかけて感覚が低下します。
感覚低下は、術後日が経つにつれて少しずつ回復して、平均3ヶ月〜半年ほどかけてほとんど気にならないレベルにおさまります。
ただし、0.1% 未満の低い可能性ではありますが、症状が改善せずに残存するケースもあります。
手術を受けるか否か決める際には、そのようなリスクも考慮に入れて検討しないといけません。
感染・血腫・縫合不全
Vライン形成術後のリスクとして、手術部位の感染や血腫が発生する可能性があります。(1%程度)
感染とは手術部位に細菌が入り込んで化膿してしまうことであり、血腫とは手術部位に自然吸収される許容範囲を超えて血液が溜まってしまうことです。
感染や血腫が発生すると、通常(約2週間)よりも腫れが長引いてしまったり、診察のために通院する日数が増えたりします。
いずれの場合も、軽度であればお薬を飲んで頂きながら経過を見ているうちに軽快しますが、程度が強かったり長引いたりすると、お傷が開いてしまう可能性があります。
そのようにお傷が開いてしまうことを縫合不全(ほうごうふぜん)と言います。
縫合不全を来たした場合は、お傷の洗浄などをしないと回復しないことがあり、さらに通院日数が増えてしまいます。
睡眠不足や栄養不足などがあると抵抗力が弱り、感染や血腫などが発生しやすくなりますので、術後はしっかり休養をとるように努めましょう。
顔面神経麻痺
稀に(0.1%程度)、術後に顔面神経麻痺をきたす可能性があります。
顔面神経麻痺とは、左右どちらかの表情筋の動きが鈍くなってしまい、そのため表情の左右差が出ている状態です。
発生した場合の治療方法は、ビタミンB12製剤の内服と、お顔を動かすリハビリです。
回復までの期間は、平均3ヶ月〜半年くらいかかります。
Vライン形成|価格・料金
「モニター」とは、手術前後の経過写真を提供して頂けるお客様のことです。モニターでお受け頂けるか否かは、カウンセリング時に現在の状態を拝見してから判断させて頂きます。
手術にかかる総額は、下記①手術費用+②麻酔費用+③検査費用の合計金額です。(まず検査だけお受けになって、結果を見てから手術を受けるか否か決めることも可能です。)
基本料金(Vライン形成)
Vライン形成(基本料金)に含まれる内容は【オトガイ削り+エラ外板削り】です。
Vライン形成 | 基本料金 |
---|---|
通常価格 | 1,598,000円 (1,757,800円) |
黒目隠しモニター | 1,398,000円 (1,537,800円) |
全顔モニター | 1,298,000円 (1,427,800円) |
カスタム料金(Vライン形成)
CT検査/3D骨格模型/シミュレーションの結果をみて、下記から必要なカスタム操作を加えます。
Vライン形成 | カスタム料金 |
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+逆V字骨切り (前方/後方移動) | +200,000円 (220,000円) |
+逆V字骨切り +中抜き1方向(短縮or幅寄せ) | +400,000円 (440,000円) |
+逆V字骨切り +中抜き2方向(短縮and幅寄せ) | +600,000円 (660,000円) |
+下顎角形成 | +200,000円 (220,000円) |
+外板切除 | +400,000円 (440,000円) |
+咬筋切除 | +300,000円 (330,000円) |
麻酔代金
全身麻酔 (オトガイ) | 200,000円 (220,000円) |
---|
検査代金
CT検査 | 25,000円 (27,500円) |
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3D骨格模型 | 35,000円 (38,500円) |
血液検査 | 15,000円 (17,500円) |
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