顎ヒアルロン酸による骨吸収の予防

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骨吸収を予防する3つの方法

銀座フェイスクリニック院長の奥田です😀

顎へのヒアルロン酸(フィラー)注入に伴う【骨吸収】についての話題です。

骨吸収とは、オトガイ筋によってヒアルロン酸が骨に押し付けられることによって、骨に圧痕が出来る現象です。

骨吸収が起こっても、とくに自覚症状は発生しないことが殆どです。

それでは、なぜ骨吸収が起こっていることが分かるのかと言うと、歯科診療などでCT撮影をする機会が増えてきたため、CT画像にて骨の圧痕が写って発見されるケースが多いです。

CT画像上、骨吸収(圧痕)が発生したからといって、骨の強度が弱くなったりしているわけではないので過剰に心配する必要はありません。

ただし、歯の根っこでの広範囲の骨吸収などは、念のため避けたいところです。

【骨吸収を予防する方法】は下記の3つです。

①適切な硬さのヒアルロン酸の選択

②ヒアルロン酸を注入する深さの調整

③オトガイ筋へのボツリヌス注射を併用

それぞれ詳しく解説します。

①適切な硬さのヒアルロン酸の選択

ヒアルロン酸は、注入する部位によって、ハード・ミディアム・ソフトの3つのタイプを使い分けます。

あご(顎)や鼻への注入する場合は、硬さのあるハードタイプを用います。

硬いヒアルロン酸の方が、シャープなフェイスラインを作りやすく、また長持ちするからです。

しかし、硬いものが良いからといって、あまりに硬過ぎるヒアルロン酸を選択すると、骨吸収が起こりやすくなります。

一般的に名前の知れたハードタイプのヒアルロン酸を選択すれば大丈夫ですが、あまり知られていないヒアルロン酸や、ヒアルロン酸以外のフィラー(注入剤)は注意が必要です。

②ヒアルロン酸を注入する深さの調整

顎にヒアルロン酸を注入する際に、骨膜下に注入すると骨吸収が起こりやすくなると言われています。

そのため、骨膜上〜皮下組織の深さへ注入します。

注入時に、ヒアルロン酸がどの深さに入っているのかは、ドクターの経験(針の深さや指先の感覚など)で判断します。

そのため、プチ整形といわれるヒアルロン酸注入であっても、輪郭の治療経験が豊富なドクターに任せるべきです。

③オトガイ筋へのボツリヌス注射を併用

オトガイ筋へボツリヌストキシンを注射すると、ヒアルロン酸を骨に押し付ける力が弱まるため、骨吸収の頻度や程度を低減します。

また、梅干しジワがなくなって下唇から顎先にかけてのラインが綺麗に出るようになりますし、ヒアルロン酸のかたちが崩れやすくなり、長持ちする効果も期待できます。

その他、【あごヒアルロン酸】について詳しくは

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