上下顎セットバック+オトガイ前方移動+ジョールファット除去｜症例写真（術後2ヶ月目）

上下顎セットバック＋オトガイ前方移動+ジョールファット除去

術前→術後2ヶ月後（側面）

術前→術後2ヶ月後（斜め）

術前→術後2ヶ月後（正面）

術前→術後2ヶ月後（開口）

上下顎セットバックとは、上下左右4番目を抜歯してスペースをつくり、口元（前歯6本分の歯茎の骨）を後ろに下げる手術です。

また、オトガイ形成とは、顎先を整える手術です。

お口元をセットバックと同時に、バランスを整えるため、オトガイ形成もおこなうケースが過半です。

こちらのお客様の場合は、口元が出ていること、およびそのために顎が後退して見えることがお悩みでした。

そのため、上下顎セットバックと同時にオトガイを前方移動して、Eラインを整えました。

また、セットバックに伴うたるみやぽっちゃり感を予防するため、口横の脂肪を減らす手術（ジョールファット除去）も同時におこないました。

骨削り手術｜術後の経過・リスク

術後の腫れ

骨削り手術をすると、術後しばらくの間、手術部位やその周囲が腫れてしまいます。

腫れのピークは術後2~3日くらいで、ピークを過ぎると、日毎に腫れは落ち着いていきます。

術後1週目だと、マスクをすれば隠せる程度に改善します。マスクをしないと、まだまだ腫れが目立ちます。

術後2週間くらいになると、マスクを外しても、ほとんど腫れは目立たなくなります。

その後、小さくなった骨格めがけて、2~3ヶ月くらいかけて皮膚がフィットして、完成に近づいていきます。

ただし、フィット力には個人差があるため、うまくフィットしない場合はたるみが残る可能性があります。

たるみが残った場合には、リフトアップ・脂肪吸引・脂肪溶解注射などで治療します。

術後の痛み

痛みの程度は、腫れとほぼ比例しますので、最初の3日間くらいはややしんどいかと思います。（鎮痛剤を処方しますので、そちらで凌いでください。）

3日目くらいのピークを過ぎると、日毎に痛みも軽快し、術後1~2週間でなくなります。

感覚低下

骨削り手術には、しばらくの間、下顎〜唇にかけて皮膚の感覚が低下します。

感覚低下は、術後少しずつ回復して、平均3ヶ月〜半年ほどかけてほとんど気にならないレベルに軽快します。

感染・血腫・縫合不全

骨削り術後のリスクとして、手術部位の感染や血腫が発生する可能性があります。（1%程度）

感染とは、手術部位に細菌が入り込んで化膿してしまうことです。

血腫とは、手術部位に自然吸収される許容範囲を超えて血液が溜まってしまうことです。

感染や血腫が発生すると、通常（約2週間）よりも腫れが長引いてしまったり、診察のために通院する日数が増えたりします。

いずれの場合も、軽度であればお薬で軽快しますが、症状が強い場合にはお傷が開いてしまうこともあります。

そのようにお傷が開いてしまうことを縫合不全（ほうごうふぜん）と言います。

縫合不全を来たした場合は、お傷の洗浄などをしないと回復しないことがあり、さらに通院日数が増えてしまいます。

睡眠不足や栄養不足などがあると抵抗力が弱り、感染や血腫などが発生しやすくなりますので、術後はしっかり休養をとるように努めましょう。

万が一、感染や血腫が発生した場合もしっかり治しますので、ご安心ください。

顔面神経麻痺

稀に（0.1%程度）、術後に顔面神経麻痺をきたす可能性があります。

顔面神経麻痺とは、左右どちらかの表情筋の動きが鈍くなって、表情の左右差が出ている状態です。

発生した場合は、ビタミンB12製剤の内服と、お顔を動かすリハビリで、平均3ヶ月〜半年くらいかけて改善します。

手術＋麻酔＋検査の総額

今回の症例写真と同じ手術（上下顎セットバック＋オトガイ形成+ジョールファット除去）をお受けになる場合、手術・全身麻酔・術前検査など全て含めた総額は下記の通りです。

通常価格	2,571,000円 （税込2,828,100円）
目隠しモニター （要審査）	2,221,000円 （税込2,443,100円）
全顔モニター （要審査）	2,021,000円 （税込2,223,100円）

*当院は自由診療クリニックですので、健康保険証はご利用になれません。