Vライン形成（オトガイ前方移動+エラ削り）

ビフォーアフター症例写真

執刀医による解説

顎先（オトガイ）からエラにかけて、下顎骨を整える手術が【Vライン形成】です。

Vライン手術を行う場合、以下の3つを重視しています。

①仕上がりが自然であること

Vライン形成を自然に仕上げるには、前方移動したオトガイに合わせて、滑らかにエラを削ることが重要です。

②たるみの予防

骨切り・骨削り手術を行うと、骨格が一回り小さくなります。

軟部組織（脂肪・筋肉・皮膚）をそのままにすると、相対的に軟部組織が増えたように見え、術後のたるみやぽっちゃり感の原因となります。

そのため、骨格手術と同時に顔の脂肪吸引や糸リフトを行うと、たるみを予防することが出来ます。

頬のこけや不自然さは、脂肪を吸引する部位や量を適切にデザインすることで低いリスクに抑えられます。

術後の診察では、たるみ予防のマッサージやストレッチも詳しくご案内します。

③アフターケア（術後診察）

手術は当日だけでなく、術後の経過観察が重要です。

当院では、手術当日、翌日、2〜3日後、1週間後、2週間後、1ヶ月後、3ヶ月後に診察を行い、執刀医の奥田が経過を丁寧に確認します。

術後診察に追加料金はかかりません。

骨削り手術｜術後の経過・リスク

術後の腫れ

手術後は、しばらくの間、手術部位が腫れます。

腫れのピークは術後3日間くらいです。3日間のピークを抜けるまで腫れは軽快せず、むしろ浮腫みなども伴って、日増しに腫れが増していくことが多いです。

3日間のピークを過ぎると、日毎に腫れは落ち着いていきます。

術後1週目だと【マスクで隠せる程度】に改善します。

術後2週間くらい経過すると【マスクなしでも目立たない程度】になります。

その後、2〜3ヶ月くらいかけて、少しずつ皮膚が小さくなった骨格にフィットしていきます。

ただし、フィット力には個人差があるため、うまくフィットしない場合はたるみが残る可能性があります。

たるみが残った場合には、リフトアップ・脂肪吸引・脂肪溶解注射などで治療します。

術後の痛み

痛みは腫れとほぼ同じような経過です。つまり、最初の3日間くらいがピークです。（術後に、鎮痛剤をお渡しします。）

3日間のピークを過ぎると、日毎に少しずつ痛みは軽快し、術後2週間くらいで落ち着きます

感覚低下

手術後には、しばらくの間、下顎〜唇にかけて感覚が低下します。

感覚低下は、日毎に少しずつ回復して、3ヶ月〜半年ほどかけて軽快します。

ただし、0.1〜1%の可能性で症状が残存する場合もあります。手術を決める際は、そのようなリスクも考慮してください。

感染・血腫・縫合不全

手術後のリスクとして、手術部位の感染や血腫が約1%で発生する可能性があります。

感染は手術部位に細菌が入り化膿すること、血腫は血液が大量に溜まることです。感染や血腫が起きると、縫合不全により傷が開く場合があります。

感染・血腫・縫合不全の治療として、お薬以外に、傷の洗浄や膿・滲出液の排出処置が必要な場合もあります。

感染・血腫・縫合不全が起きると、通常約2週間のダウンタイムが延長したり、通院日数が増えたりします。

睡眠不足や栄養不足は感染・血腫のリスクを高めるため、術前術後は十分な休養を心がけましょう。

顔面神経麻痺

まれに（0.1%程度）、術後に顔面神経麻痺が起こる可能性があります。

顔面神経麻痺とは、左右どちらかの表情筋の動きが鈍くなり、表情に左右差が生じる状態です。

発生した場合、ビタミンB12製剤の内服と顔のリハビリで治療します。

回復には平均3ヶ月〜半年かかります。

価格・料金

【手術代金】	通常価格	黒目隠しモニター	全顔モニター
Vライン形成 （基本操作）	1,598,000	1,398,000	1,298,000
+オトガイ前方移動 (オプション操作)	200,000
+下顎角形成 (オプション操作)	200,000
+脂肪吸引 (4部位)	498,000	398,400
+糸リフト 16本	340,000	290,000
全身麻酔	250,000
総額（税別）	3,086,400	2,736,400	2,636,400
総額（税込）	3,395,400	3,010,040	2,900,040

	【検査代金】
CT検査	25,000
3D骨格模型 (下顎)	35,000
血液検査	15,000
総額（税別）	75,000
総額（税込）	82,500

*当院は自由診療クリニックですので、健康保険証はご利用になれません。