上下顎セットバックの術後、患者様から
「奥歯が虫歯のように痛いです。」
「噛むと奥歯が痛むのですが、大丈夫でしょうか?」
というご相談をいただくことがあります。
術後に奥歯が痛くなると、「手術が原因で虫歯になったのでは?」と心配になる方もいらっしゃいます。
しかし、このような症状は必ずしも虫歯が原因とは限りません。
まずは歯科で虫歯がないか確認します
このような症状がある場合、当院ではまず提携歯科をご紹介し、虫歯や歯の神経の炎症など、歯そのものに異常がないかを確認していただいています。
当院でこれまで経験した症例では、実際に虫歯が原因だったケースはありませんでした。
なぜ奥歯が痛くなるのでしょうか?
上下顎セットバックでは、骨が十分に治癒するまでの間、前歯で強く噛まないようお願いしています。
そのため術後しばらくは、
- 前歯で噛み切れない
- 奥歯を中心に咀嚼する
- 奥歯に咬合力が集中する
という状態になります。
その結果、奥歯への咬合負担が一時的に増え、噛むと痛い、歯が浮いたような感じがする、虫歯のような痛みを感じることがあります。
これは手術によって歯が悪くなったわけではなく、術後特有の咬み方の変化が関係している可能性が考えられます。
当院では、このような症状は術後2週間〜1か月頃にご相談いただくことが比較的多い印象があります。
これは、術後の腫れや傷の痛みが落ち着き、食事量が増えて奥歯を使う機会が増える時期と重なることも関係しているのかもしれません。
どのように対処すればよいでしょうか?
このような症状がある場合は、次のような対応をおすすめしています。
- 症状が落ち着くまでは、少し柔らかめの食事を心がける
- 痛みのある歯で無理に強く噛み込まない
- 食事の際は左右どちらか一方だけで噛み続けないよう意識する
多くの場合は、骨の治癒が進み、前歯でも徐々に噛めるようになるにつれて自然に改善していきます。
症状が続く場合は?
痛みが長引く場合や、睡眠中の食いしばり・歯ぎしりが関係していると考えられる場合には、歯科で咬み合わせを確認し、必要に応じてナイトガード(マウスピース)の作製が検討されることもあります。
また、
- 何もしていなくてもズキズキ痛む
- 冷たいものや熱いものが強くしみる
- 歯ぐきが腫れている
- 数週間経っても改善しない
といった症状がある場合には、虫歯や歯の神経、歯周病など別の原因が隠れている可能性もありますので、歯科受診をお勧めいたします。
まとめ
上下顎セットバック後に奥歯が痛くなると、「虫歯になってしまったのでは?」と心配される方もいらっしゃいます。
しかし、このような症状は必ずしも虫歯が原因とは限りません。
当院で経験した症例では、虫歯が原因だったケースはなく、多くは術後に前歯で強く噛めない期間が続くことで、奥歯への咬合負担が一時的に増えたことが関係している可能性が考えられました。
多くの場合は時間の経過とともに改善しますが、まずは虫歯などの歯科的な異常がないことを確認することが大切です。
術後に奥歯の痛みが気になる場合は、自己判断せず、まずは手術を受けた医療機関へご相談ください。
銀座フェイスクリニックの特徴

銀座フェイスクリニックでは、患者様一人ひとりの美しさを大切に、丁寧なカウンセリングと安心の施術を提供しています。院長は外科医として25年の経験を持ち、クリニックは11年間、女性の輪郭や小顔に関するご相談を多く受けてきました(2026年7月現在)。院長が直接カウンセリングを行い、患者様のご希望に合わせた施術を分かりやすくご説明します。安心してご検討いただけるよう心がけておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
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