輪郭手術(骨切りやお顔の脂肪吸引)後には、
- 顔が硬い
- 皮膚がつっぱる
- 笑いにくい
- 触るとゴリゴリする
- 引っ張ると皮膚がよれる
などの症状が出ることがあります。
これらの症状は、
「拘縮(こうしゅく)」や「バイオボンド現象」と呼ばれる、術後の治癒過程でよくみられる反応です。
今回は、輪郭手術後によくみられる「拘縮」や「バイオボンド現象」について、できるだけわかりやすく解説します。
拘縮とは?
拘縮(こうしゅく)とは、
手術後の治癒過程で組織が硬くなったり、縮んだりする現象です。
特に、
- 骨切り手術
- お顔の脂肪吸引
- フェイスリフト
- 脂肪注入
など、組織を広く剥離する手術で起こりやすくなります。
術後には体が傷を治そうとして、
- 炎症
- コラーゲン産生
- 線維化
が起こります。
その結果、一時的に皮膚や皮下組織が硬くなり、
- つっぱり感
- 凹凸感
- 引きつれ感
として感じられるのです。
バイオボンド現象とは?
「バイオボンド」は医学用語ではありませんが、美容外科領域では比較的よく使われる言葉です。
手術によって剥離された組織同士が、
治癒過程で“のりで貼りついたような状態”になることを指します。
たとえば脂肪吸引後では、
- 皮膚側
- 吸引された脂肪層
- 深部組織
の間に一時的な癒着が起こります。
この状態で皮膚を引っ張ると、
「皮膚がよれる」
「内部で引っかかる」
ように見えることがあります。
これが、患者様が「拘縮している」と感じる代表的な状態です。
なぜ輪郭手術後に起こるのか?
骨切り手術では、
- 骨膜剥離
- 軟部組織の移動
- 脂肪層への操作
などを行うため、術後に一定の炎症反応が起こります。
また、お顔の脂肪吸引では、吸引した部位を体が修復する過程で線維化が起こります。
つまり、
拘縮は“異常”というより、創傷治癒の一部
なのです。
もちろん程度には個人差がありますが、
ある程度の硬さやつっぱり感は、むしろ自然な経過ともいえます。
どのくらいの期間続く?
一般的には、
- 術後1〜2週間
→ 腫れ・熱感が強い時期 - 術後1〜3ヶ月
→ 拘縮が最も強くなりやすい時期 - 術後3〜6ヶ月
→ 徐々に柔らかくなる - 術後6〜12ヶ月
→ 自然な状態へ近づく
という経過をたどることが多いです。
特に脂肪吸引後1ヶ月前後は、
- 硬い
- 笑いにくい
- 引きつれる
- 触るとゴリゴリする
と感じやすい時期です。
マッサージは必要?
術式や時期によって異なります。
お顔の脂肪吸引では、
- 軽いマッサージ
- ストレッチ
- 温罨法
などをおすすめすることがあります。
一方で、骨切り直後などは、
強い刺激が逆効果になる場合もあります。
そのため、
「いつから・どの程度行うか」
は、担当医の指示に従うことが大切です。
まとめ
輪郭手術(骨切り)やお顔の脂肪吸引後の
- 硬さ
- つっぱり
- 凹凸感
- 引きつれ
の多くは、「拘縮」や「バイオボンド現象」と呼ばれる治癒過程によるものです。
術後1〜3ヶ月頃にピークとなり、
その後ゆっくり改善していくことが一般的です。
ダウンタイム中は不安になりやすい時期ですが、
“完成までは時間が必要”
という点や、拘縮・バイオボンド現象についてあらかじめ知識をつけておくことは、不安を和らげるうえで非常に大切です。
こうした術後経過を理解しておくことで、ダウンタイム期間を少しでも安心して過ごしやすくなるのではないでしょうか。
輪郭手術後の経過でご不安な点がある方は、お気軽にご相談ください。
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